小口志帆 展 「今日、コップの底が消えていた」
2019年10月18日(金)~11月9日(土) 11:00~18:00 日・月休み
会場:NODA COTEMPORARY
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日常にあふれる様々なもの、コップや本や窓や壁を、そこにあるものとして納得しながら過ごしているけれど、
本当は、私の知っているようなものかたちではなくて、目を離したすきに全く違う顔でこちらを見つめている、そんな気がする。
例えば、コップから底を抜き取ったら、それはコップか?それともコップの形をした別のものか?
もしも底を抜いたことでコップでなくなるのなら、さっきまでそこにあった「コップ」はどこへ行ったのだろうか?
例えば、私から何を抜いたら私は「私」ではなくなるのだろうか。むしろ、今の私は果たしてどこまで「私」なのだろうか?
小口志帆
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