| | EXHIBITION | PAST EXHIBITIONS | FUTURE EXHIBITIONS | | |

知恵の共感 |
中日両国は一衣帯水の友好国であります。文化は根も源も同じで、仏教文化も両国文化において最も共通的な言語文化事象を持つ芸術であります。森内敬子氏、弘雲氏、多傑?布(ドジェランブ)氏という三人の芸術展が日本名古屋において行なわれることをお伺いして、たいへんうれしく思っております。この三人展を通じて中日両国の仏教信者及び両国の人民が平和を憧れるという良き願望を現せるようにお願いしております。 今度の出展作品は「一花一世界」「一芸一知恵」ともいえるでしょう。三人は、作品の表現技法、芸術様式、用材と発想などが違っても、芸術をもって中日両国文化の共感を増やし、両国の相互理解と友情を推し進めることには、将に大きな推進力を与えようとするのです。 仏教芸術は、さまざまの姿を呈していますが、しかし具体派の抽象的な描き方でも、従来の工筆画の技法でも、乃至チベット密教の表現であるタンカでも、心をこめて自然万物を捉え、仏法、仏教原理を体得し、悟り、絵画によって美しい人生祈願を表現しているのです。作品は仏教原理と相通じ、照り合っています。両国芸術家の作品としての仏像は、芸術技法で、円満に輝いた人生を求める壮大な知恵と、深い芸術的造詣を表現する芸術品だと思っております。 今度の作品では、伝統的な工筆画の技法もあるし、抽象的な具体派もあります。それにチベットの宗教芸術もあるのです。芸術風格が異なったといっても、伝統的画法と現代的芸術が渾然一体となっています。 仏像絵画は仏教文化の伝承と展示であり、それは両国の、根も源も同じ仏教文化を呈してくれています。仏教を主題とする芸術創作も両国文化と、宗教芸術の先見性と当代文明が相応した文化精神を展示しています。時とともに進んだ上乗の作と言えるでしょう。 今度の三人展が鑑賞者の方々のために、仏教芸術の極品を持ち出すようにという願望をもっております。 最後に、この絵画展の成功をお祈りいたします。中日両国人民の友好をお祈りいたします。 |
中国仏教協会 常務理事 副秘書長 北京霊光寺 住職 釈 常蔵 |
|
|
|
弘 雲 |
|
|
|||||
和合して共に渡る |
中日両国は一衣帯水であります。文化は根も源も同じで、仏教も一脈伝承であります。中日両国の仏教の関係は、趙朴初氏が喩えたように、いつまでも錆びない、明るく輝いた「黄金の絆」であります。 今日は、日本の名古屋にある野田画廊において、中日両国の画家が、優れた絵画を借りて、仏教、人生及び有情衆生、自然万物に対する見方、体得を述べることは、「和合して共に渡る」(和合共渡)と言えるでしょう。 弘雲氏は、幼いときから絵画を習い始め、日本でも多年留学したことがあります。絵画の習得中、名高い先生をたくさん訪れ、名所遺跡を歩き回りましたが、今日になって仏像絵画の真髄を得たのです。その作品では、腕前が優れ、技法が洗練し、絵画と仏教原理を相通じさせて、仏像のさまざまな姿を表現できるし、神聖荘厳な従来の絵画技法をもまじめにまもっているのです。その画像の摂受(しょうじゅ)の力に折服し、賞嘆を禁じえません。 夏目漱石の作品では、仏像を彫刻する師匠である運慶は、仏法に吻合し、芸術にも啓発を与えたことを言いました。仏像がもともと木の中に隠れたので、わたしたしは仏像を彫刻したことではなく、芸術的な手法と信仰の心をもって材木から仏像を頼んだことだ、と。 弘雲氏の絵画では、この言葉を真に再現させたものではないでしょうか。 森内敬子氏は、私の崇敬している日本画家の一人であり、「具体派」画家の中の常緑樹です。優れた才能を持った女流画家としては、世界各地にて絵画展を何回も成功裏に開催しました。その作品は、表情が独特で、構図が奇抜で、線描が豊満で、立体感が強く、十分な想像空間を与え、抽象の中から具体像の美妙さ、宇宙人生の真諦を悟らせることができます。その作品は、思想が前衛的で、発想が巧みで、腕前が優れているし、飄逸に生気躍動しているのです。2008年北京オリンピック期間、彼女の作品は中国のコレクターから賞賛されていました。「乾隆皇帝の帽子」は中国五千年の文化を一絵画をもって表現できたものだと思います。 タンカはチベット密教において不可欠なものです。今回の出展作品は、筆者が見たタンカの極品の一つであり、精細に制作し、民族性も強く、鑑賞者に「見て仏法を得る」という感じを与えてくれると思います。 最後に、この「三人絵画展」が円満に成功するようにお祈りいたします。 |
中国仏教協会 常務理事 副秘書長 張 琳
|
弘 雲 |
| 略歴 | |
| 1964年 | 中国に生まれる |
| 1974年 | 北京市少年宮にて毛水仙に師事 |
| 1980年 | 範曽教授の絵画室を経て、中央美術学院にて研修 |
| 〜1983年 | |
| 1987年 | 天津美術学院にて中国画と古典美術を愛新覚羅.溥佐 (あいしんかくら・ふさ)教授に指導を受ける 山西省永楽宮 、甘粛省敦煌、 北京市法海寺などの仏教壁画 の修繕と修復に参与す る |
| 1990年 | 東京芸術大学にて研修生となる |
| 1992年 | 日本及びフランスなどにおいて個展20回余り行う 「弘雲伝統芸術展」を開催(長野県 ) |
| 1993年 | NHK国際チャンネル「名人録」にて放映され反響を巻き起こ す |
| 1995年 | 日本の各派、仏教美術を研修 |
| 2010年 | 中国・チベット・日本 三人展 (NODA CONTEMPORARY,名古屋) |
多傑楞布 |
|
| 略歴 | |
| 1972年 | チベットに生まれる |
| 1982年 | 久美和安多先巴(ジュメホアンタシェンバ)に師事し、大仏寺、 塔爾寺(タールじ)、髢ア寺(ロンウォじ)などの名寺院の壁画 彩絵を習 う |
| 1990年 | 「中国チベット族文化芸術彩絵大観」の巻軸画の制作に参与 |
| 〜1996年 | 各地の寺院にて彩絵と唐?(タンカ)を千枚以上制作 |
1997年 |
青海省絵画芸術展覧会に出品(チベット) 作品「蓮師二十五尊」で最優秀画師の称号を獲得 |
2007年〜 |
北京・霊光寺にて作品を創作中 |
| 2010年 | 中国・チベット・日本 三人展 (NODA CONTEMPORARY,名古屋) |
| 森内敬子 | |
| 略歴 | |
| 1943年 | 大阪に生まれる「現在奈良在住」 |
| 1962年 | 具体美術協会設立者の吉原治良に師事する |
| 1965年 | 森内敬子・おみやげ展(内科画廊、東京) 渡米。ニューヨークにアトリエを持つ。 アド・ラインハート、イサム・ノグチ、マン・レイ、 斉藤義重、金光松美などと交流を深める。 帰国後、具体美術協会会員となる。 |
| 1986年 | 鳥展(ブルバ邸、西独) |
| 1991年 | 宇宙マンダラ展 大阪・奈良・京都にて数回 |
| 1996年 | 未来からの點伝展(そごうギャラリー、奈良)数回 |
| 2008年 | 森内敬子展(NODA CONTEMPORARY、名古屋) |
| オリンピック東亜細亜視覚芸術展(北京) | |
| 2009年 | 高島屋大阪店、岡山高島屋 |
| 2010年 | 東急百貨店・渋谷本店 |
中国・チベット・日本 三人展 (NODA CONTEMPORARY,名古屋) |
|
| | EXHIBITION | PAST EXHIBITIONS | FUTURE EXHIBITIONS | | |
![]() |
|
| PRIVACY POLICY | |